webライティング式ドキュメント「PDFファイルによる情報共有のポイント」
グラフィック・ワークフローの基本規定はない。
正確な色や形/テキスト/画像をスピーディかつ安全に届けることが必須となるグラフィック制作物の確認に適しているのは、PDFファイルだけだと言っても言い過ぎではない。
各アプリケーションのネイティブ(固有の)ファイルで、グラフィック制作に関連する情報共有を進めても混乱するだけだし、JPEGのような画像フォーマットではパッと見の確認しかできない。
既に、事務用途やWeb上等でPDFファイルは社会全体に浸透している。
PDFファイルは誰もが利用できる共通フォーマットとしても最適であり、Adobe Acrobatで活用すればその価値は飛躍的に向上する。
webライティング式ドキュメント「PDFファイルによる情報共有のポイント」は、
①写真やイラストレーション、文章等のパーツとそれらをまとめた印刷原稿まで、すべての工程でPDFファイルによる原稿チェックを行う。
②フォトグラファーやイラストレーター、コピーライター、デザイナー、プリプレススタッフは、自分が責任を持つ工程で用途に応じて、解像度やバージョンを最適化したPDFファイルを作成しなければならない。
③アプリケーションソフトAdobeAcrobatやAdobeReaderの機能を有効に活用する。
④特定の組織だけではなくプロジェクトに関わる者すべてに、業務の進行過程に合わせてPDFファイルを流通させる。
⑤印刷原稿の送稿フォーマットはPDF/X-1aをべ一スとする。
⑥最終制作物をPDFファイルでデータベース化し、積極的に二次利用する。
⑦アニメーションで動く図や動画、3Dによるシミュレーションを付加したPDFファイルで、クロスメディア性を生かした販促ツールや出版物としても活用する。