利点と欠点
利点と欠点は、関わり方によって違うはずです。
その点も考慮に入れて検討を行います。
顧客との打ち合わせでどのように表現して、結果としてどのような判断を顧客がくだすことが、顧客側・開発側双方の利益になるかのかを話し合います。
顧客との打ち合わせで根拠になるのは、実際に行ってみた結果です。
どういった問題があって、解決にあたって必要となるのは何か。
選択肢のどこがよくて、どこがよくないのか。
具体的に話してください。
関係者別の視点も提示し、開発側として考えている方針や希望を説明します。
なお、実現できないと定義しても、本来は顧客の要求です。
先々機会がある都度、実現対象とできないか検討することを忘れないようにしてください。
実現しないことを定義する顧客から要望としてあがってきていないことも、必要に応じて実現しないこととして定義するようにします。
「AをやるのにBをやらないのは、通常考えられない」の逆で、「AをやらないのにBをやるのは、通常考えられない」と思えるような事柄を、顧客に確認のうえで実現しないこととして定義します。
具体的に設計できるだけの情報を定義する設計開始のための準備は、要求定義が終了するまでに終わらせておかなければなりません。